春登山の服装【基礎知識・おすすめモデル・選び方】

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春登山の服装について、コンディションの特徴とそれに対応するウェアのレイヤリングの考え方、ウェアそれぞれのおすすめモデルをまとめています。

春登山の特徴

3月から5月の春登山は低山で山桜や新緑を楽しむことができる一方、高山ではまだまだ残雪があって冬の雰囲気が残っている季節でもあります。3000m級の山々はゴールデンウイークでも普通に雪が残っていてアイゼンやピッケルなど雪山装備が必要な状況が続きます。3000m級の山は春登山というより、「残雪期」と言ったほうが適切でしょう。

特に登山初心者は、この時期は梅雨以降の本格的な夏山シーズンに向けて、冬になまった体を登山モードに戻す準備期間として低山の山桜や新緑を楽しむ登山がおすすめです。

春の低山(1000m前後)

春の低山は徐々に緑や桜が芽吹く時期になり、ほどんどの登山道では雪解けしているか、雪が残っていても登山道の脇に溜まっているところだけのような状態です。ただ、日陰になっている場所はしっかり雪が残っている場合があるので、ヤマレコなどの最新の登山レポートを確認して準備しましょう。

春頃の低山はもちろん足元の雪は解けていて、冬に比べるともちろん気温は上がっているので行動中は寒くないことが多いですが、休憩中はかなり冷え込みやすい時期になります。

春の高山(2000~3000m)

3000mを超えるような高山は、3~5月はまだまだ雪がしっかり残っている時期で、雪山装備が必要です。高山の場合は雪が降ることが少ないが、足元に冬と同じぐらい残っている「残雪期」と言ったほうがが適切でしょう。

2000m超でもゴールデンウイークぐらいまでは冬装備が必要になることがあります。登る山によって足元のコンディションに差が出る時期なので、やはりヤマレコなどの最新の登山レポートを確認してください。

春登山の服装の選び方

ここでは低山の春登山の服装のポイントを紹介します。春登山の特徴は日差しが出ていると汗ばむ陽気になる半面、早朝や夕方にかけては一桁台の気温まで冷え込むため、非常に寒暖の差が大きい時期です。

寒暖の差が大きい時期に非常に有効なのがレイヤリング(重ね着)です。日差しが強かったり行動中で汗が噴き出る場合はミドルレイヤーアウターリュック中にしまい込んで行動し、逆に肌寒いときに備えた防寒対策のどちらもできるようにしておきましょう。

また、寒暖の差が大きい時に特に重要なウェアがベースレイヤーアンダーウェア(インナー)です。春登山のアンダーウェアには吸湿速乾性と保温性の2つの異なる機能についてバランスがとれたものが必要です。

紫外線に関しては夏山と比べると紫外線は弱いものの、特に高山はかなり紫外線が強くなる時期なので帽子サングラスは確実に持参していきたいところ。

服装イメージ選び方
帽子春登山の服装:ハット日差しがあると夏山ほどまではいかないが紫外線が気になる季節。保温重視のニット帽よりもツバが広いハットのほうが基本はおすすめ。

気温が低いことが想定される場合は防風加工されたハットだと冷気から頭部を守ってくれる。
サングラス春登山の服装:サングラス登山当日の天候によるが、日差しが強い場合はサングラスで目の保護が必要。ゴーグルはオーバースペック。
アンダーウェア春登山の服装:アンダーウェア寒暖の差が大きい時期なので、日差しが強い日中は汗を効率的に吸収し、冷え込む早朝や夕方は保温性が必要。長袖で中厚手のウールや保温性が高い化繊のベースレイヤーがおすすめ。

気温が高そうな場合はウールよりも化繊のベースレイヤーが最適。
ミドルレイヤー春登山の服装:ミドルレイヤー防寒対策として保温性を重視するコンディションであれば、コンパクトにパッキングできて保温性が高い化繊インサレーションがおすすめ。ベースレイヤーとソフトシェルで行動して、寒いときに化繊インサレーションを着こむ使い方。

気温が比較的高く、ベースレイヤーとミドルレイヤーで行動することを想定する場合は動きやすく長時間着ていても着心地が良い薄手のフリース、より保温性が必要ない場合は防風性だけのウィンドシェルなど。ベースレイヤー同様に透湿速乾性があるウェアを選ぶと汗ばんでも不快感が少ない。
アウター春登山の服装:アウター高い防寒性や耐久性があるハードシェルは少々オーバースペック。防寒性も必要だが、内部の熱気を外に逃がす透湿性やベンチレーターなどの機能がより重要。適度なストレッチ性と保温性、通気性、撥水性を持つソフトシェルがおすすめ。

ベースレイヤーとソフトシェルの組み合わせを行動着として、休憩中など寒い場合にパッキングしているミドルレイヤーの化繊インサレーションを広げて着こむとしっかり防寒対策できる。
トレッキングパンツ春登山の服装:トレッキングパンツ春はある程度保温性が必要なのでロングパンツ(長ズボン)がおすすめ。ショートパンツ+タイツスタイルの場合は、厚手のタイツを選択しよう。

ジッパーでロングとショートを切り替えできるコンバーチブルタイプは寒暖の差が大きい春登山に最適。
靴下春登山の服装:靴下アンダーウェア同様に汗をかいた時の速乾性と保温性のバランスが重要。ウール系の靴下がおすすめ。

春登山の服装のおすすめモデル

帽子

春登山におすすめの帽子はノースフェイスのハットタイプ「ホライズンハット」です。ツバが広めで紫外線をしっかりカットしてくれます。軽量でストレスが少なく、通気性が高いので夏山でも使えます。色の種類も多いのでコーデも考えやすいです。

基礎知識:登山の帽子の選び方

サングラス

登山用のサングラスで人気が高いのはメイドインジャパンのスワンズのエアレスウェイブです。かけていることを忘れるぐらいの軽さで長時間かけていてもストレスがありません。ナイロンのフレームは柔軟性が高く、ラバーのノーズパッドは汗をかいてもずれにくいなど、登山や様々なスポーツで使用することをしっかり考えて作られています。amazonだと半額で購入できます。

基礎知識:登山用サングラスの選び方

アンダーウェア

春登山におすすめのアンダーウェアは定番のモンベル「スーパーメリノウールM.W」です。化繊をチョイスしたい人には「ジオラインM.W」です。機能性が高くて値段も登山ウェアにしては良心的なので、アンダーウェアはモンベルがあれば文句なしではないでしょうか。

春は中厚手のM.W(ミドルウェイト)が基本になりますが気温が高い場合は薄手のL.W(ライトウェイト)を選んでもよいでしょう。

基礎知識:登山のアンダーウェア・インナーの選び方
基礎知識:ベースレイヤーの基礎知識

化繊インサレーション

アークテリクスの「アトムLTフーディ」は部分ごとに化繊インサレーションとフリースを組み合わせたウェアになっていて、保温性とストレッチ性のバランスが良いモデルです。

より保温性を求める場合は全体が100%化繊インサレーションのモデルがおすすめですが、春登山であればある程度の動きやすさがあったほうが使いやすいでしょう。

基礎知識:化繊インサレーションの選び方

フリース

春登山におすすめのフリースはモンベルフリースの中でも最も薄手のシャミースジャケットです。

かなり薄手なので行動着にしても蒸れにくくパッキングしてもそこまでかさばりません。その分保温性は「それなり」ではあるので、少し厚手が必要なコンディションの場合はクリマプラス100などがおすすめです。モンベルのフリースの比較はモンベルフリースのおすすめモデル一覧【比較表】にまとめています。

基礎知識:登山フリースの選び方

薄手ながら暖かく、心地よい肌触りのシャミースを使用し、適度にゆとりがあるシルエットで、アウターとしても中間着としても着用できるジャケットです。

ウインドシェル

春登山向けのウインドシェルのおすすめはモンベルのウインドブラストパーカです。思ったよりもペラペラですが、風をしっかり防いでくれます。防水ではありませんが軽い雨なら撥水するのでレインウェアを出さなくてもすみます。

かなりコンパクトに持ち運びできるのでキャンプやフェスや旅行など幅広く使えるので一着持っておくと非常に便利です。

基礎知識:登山向けウインドブレーカー

耐久性と軽量コンパクト性をバランスよく両立させた、携行に便利なパーカです。適度に体にフィットさせたデザインにすることで、風によるばたつきを軽減させています。

ソフトシェル

春登山のアウターとして使いやすいのが、モンベルのノマドパーカです。ある程度の厚みがあって裏地がフリース素材なので低山の春登山のアウターに必要とされる保温力と防風性があります。ストレッチ性もある程度担保されていてストレスなく動けるバランスの良さが人気です。

基礎知識:ソフトシェルの選び方

トレッキングパンツ

春登山におすすめのトレッキングパンツは耐久性が高くて軽量性、ストレッチ性が高く動きやすいサウスリムパンツです。夏や秋を通して使えるトレッキングパンツです。

基礎知識:トレッキングパンツの選び方

スカート

女性の春登山におすすめのコーデがスカート+タイツスタイルです。ラドウェザーのトレッキングスカートはスカートの内側がズボンになっているので視線を気にする必要がありません。さらに値段も安いので最初の1枚に最適です。

基礎知識:登山スカートのおすすめモデル

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登山タイツ

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基礎知識:登山用タイツのおすすめモデル

靴下

ウールの登山用靴下と言えばスマートウールが定番です。厚さの違いで「ウルトラライト」「ライト」「ミデアィム」「ヘビー」の4種類が存在します。

基礎知識:登山用靴下の選び方

これを読むともっと春登山の服装が理解できます

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