登山のレインウェア【おすすめ・口コミ・評判・評価】

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登山に欠かせないのがレインウェアです。レインウェアは、登山靴登山リュックと合わせて山登りの三種の神器と言われるほど重要なアイテムです。これからトレッキングを始めようと思っている登山初心者の方は必ず最初にレインウェアを購入することを検討してください。

今回は登山に欠かせないレインウェアの選び方と人気のおすすめレインウェアの比較3選をご紹介します。

  • 上下で12,000円以下!ブランドモデルながら安い価格と機能性を両立したレインウェア
  • 登山にレインウェアを持って行く理由

    海外と比較して日本は雨が多く、登山やトレッキングにおいても天気の変化が多く、天気予報とは異なる想定外の雨が突然降ってくる可能性もあります。

    そんな時に備えて、どれだけ晴天の予報が出ていてもレインウェアは必ず登山やトレッキングに持って行くべきアイテムです。仮にレインウェアを持って行かずに雨で濡れてしまった場合、体の表面から体温を奪われてしまい、気温以上に寒さを感じることになります。

    低体温状態になると体力を消耗するため、最悪の場合は命の危険性もあります。雨から身を守るために、必ずレインウェアは登山に持って行きましょう。またレインウェアに限らず、身に着ける衣服は化学繊維を基本とし、吸湿速乾性が高いものを選び、体力の消耗を防ぎましょう。

    登山のレインウェアとハードシェルの違い

    レインウェアとハードシェルは一見同じ見た目をしていて違いが分かりづらいのでまずは整理してみましょう。それぞれの特徴の中間のようなモデルも販売されているのでレインウェアとハードシェルの間で明確にラインが決まっているわけではありませんがざっくり以下のような目的と性能の違いがあります。

    レインウェアハードシェル
    利用シーン雪がない時期。普段はザックに収納しておき雨が降った場合や強風で寒い時などに着用する冬の積雪の時期に着用。基本行動中は常に着用する
    素材収納時に軽くて場所をとらないように薄手のウェアが多い。内部の汗の水蒸気は通して外部の雨粒は通さない透湿防水性の生地が使われる。アイゼンやピッケル、氷や岩などで擦れることを想定して耐摩擦性が高く、丈夫な厚い生地。レインウェア同様に透湿防水性が高い。
    フード降雨時に被って行動することが想定されているため、視界を確保する雨よけのひさしが付いている。使用しない場合や収納を考えて襟に収納できるモデルもある。吹雪の中でも行動できるように、ヘルメットとゴーグルを着用してもフードを被れるようになっている
    ベンチーレション一時的に着用するもので軽さや収納を優先してベンチレーターがないモデルもある。常に着用して行動することが前提のため、通常ベンチレーターが付いている。

    レインウェアを含む、登山におけるアウターウェアについてはこちらの記事に詳細をまとめているので参考にしてみてください。

    インナーやミドルレイヤー同様に、天候や気温によって適したアウタージャケット(防寒着)は異なってきます。今回は登山、トレッキング用のアウタージ...

    登山のレインウェアはゴアテックス(GORE-TEX)が必須?

    登山のレインウェアで有名かつ幅広く使用されている素材が「ゴアテックス(GORE-TEX)」です。実はゴアテックスにはいくつか種類があるのでまずはゴアテックスの種類の整理をします。また、レインウェアとしての素材はゴアテックス意外にも各社で新素材が開発されているので紹介します。

    ゴアテックスのベースとなるテクノロジー「ゴアテックス・ファブリクス」

    ゴアテックス・ファブリクス

    出典:https://www.gore-tex.jp/

    ゴアテックスとは、素材自体とその加工を合わせたものを指します。コーティングや加工方法ではないので、「ある化学繊維にゴアテックスでコーティングする」という表現は正しくありません。

    ゴアテックスの透湿性や防水性の機能の核となる繊維層は「ゴアテックス・メンブレン」と呼ばれ、1インチに90億の液体の水は通さないが気体の水蒸気は通すサイズの微細な穴が空けられた特殊な加工をされています。

    ゴアテックス・メンブレンに素材として耐久性を持たせるために表生地と裏地を張り合わせて使いますが、このはり合わせる加工方法を「ゴアテックス・ラミネート」と呼びます。

    こうして高い透湿防水性能を持つ生地の「ゴアテックス・ファブリクス」がつくられます。

    性能によって分けられる3種類のゴアテックス

    ゴアテックス・プロダクト

    様々なアウトドアシーンで利用されることを想定して製造された汎用的なゴアテックスのモデルです。表生地と裏地にゴアテックス・ラミネート加工された3層のゴアテックス・ファブリクスと、ゴアテックス・メンブレン+表生地の2層のゴアテックス・ファブリクスのモデルがあります。耐久性を重視する場合は3層、収納性・軽量を重視する場合は2層のプロダクトを選ぶとよいでしょう。

    ゴアテックス・アクティブ・プロダクト

    トレイルランニング、ランニング、マウンテンバイク、クロスカントリーなど激しい有酸素運動で大量に汗をかくアウトドアスポーツを想定して、ゴアテックスの中で最も透湿性を高めたモデルです。軽量化するためにゴアテックス・メンブレンを保護する表生地が薄くなっていて、汗をかいてもべたつかず快適な肌触りをキープすることを重視した裏地が貼り合わせられた3層構造をしています。

    ゴアテックス・プロ・プロダクト

    冬山登山や悪天候などの過酷な環境で利用されることを想定して、より耐久性と耐摩耗性が高められたモデルです。本格的に雪山やクライミングに挑戦する人向けのモデルです。

    ゴアテックス以外のレインウェア向け機能素材

    登山のレインウェア向け素材はゴアテックス以外にも「オムニドライ」「ポーラテックネオシェル」「H2No」「PERTEX(パーテックス)」「ドライQエバップ」「eVent(イーベント)」「エバーブレス」「オムニテック」など、各社で透湿防水性能が高い素材が開発されています。製品ごとに「耐水圧(mm)」と「透湿性(g/m²/24hrs)」の数値が異なってくるので、数値も比較して選ぶとよいでしょう。初心者の方が最初にレインウェアを購入する場合は実績があるゴアテックスがおすすめです

    登山のレインウェアの選び方のポイント

    サイズ

    雨を十分に防ぐためにジャケットの裾は少し長めに作られたものが多いです。また、パンツの丈も少し長めのものを選ぶと良いでしょう。中に重ね着をするため、重ね着しても動きやすい前提の少し大きめのサイズを選ぶと良いでしょう。立体裁断加工やストレッチ素材が使用されているとより動きやすくなります。

    形状・色

    登山のレインウェアにはいくつかの形があります。代表的な形がジャケットとパンツのセットのレインスーツですが、他にもファスナーが途中までで防水性能を高めたプルオーバーや、丈が長いジャケットのレインコート、上からかぶって着るポンチョなどがあります。登山初心者の方は防水性能と動きやすさのバランスが良い通常のレインウェアがおすすめです。

    色に関しては、ザックと同じように目立つ色を選ぶと遭難した場合に発見されやすいメリットがあります。レインウェアもしくはザック、ザックカバーのいずれかは山の中でも目立つ色のアイテムを選ぶとよいでしょう。

    動きやすさ

    レインウェアは通常のウェアの上に羽織るためどうしても動きずらくなります。動きやすさを解消するため、立体裁断やストレッチ素材を採用したレインウェアを選ぶと行動しやすいでしょう。

    収納・軽さと耐久性のバランス

    レインウェアは常時着るものではないため軽くてコンパクトに収納できることを最優先する人が多いですが、鎖場や岩場が多くレインウェアを擦って行動する必要が多い場合は生地の耐久性能も重要になってきます。登山スタイルに応じて選択しましょう。

    フード

    フードをかぶって頭をふった時でも前後左右が見やすいレインウェアを選びましょう。透明のひさしが付いているモデルなどもあります。また、帽子をかぶった上にフードをかぶるという手もあります。帽子のツバがひさしの代わりになり雨よけと視界が確保できます。レインウェアのフードと相性がいい帽子はツバが前方のみにあるキャップです。ハットの場合は雨が降ってもフードをかぶらなくてもよい防水性のハットを選ぶとよいでしょう。

    ポケットの位置と数

    レインウェアのポケットの位置はザックのヒップハーネスと干渉しないように少し高い位置についていることが多いです。また、胸ポケットがあると小物を入れることができて便利です。ポケットの数が多ければ多いほど機能的になりますがその分重量が増して収納時もサイズが大きくなります。

    止水のためのディテール

    水の浸入を防ぐ加工や細かいパーツがついていると、より防水性能が高くなります。例えば、ジッパーはダブルフラップか止水ジッパー、裾は絞れるようにドローコード、袖口も絞るためのベルクロ、縫い目からの浸水を防ぐシームテープなど、ウェアの開口部分に止水機能が細かく作り込まれているレインウェアは雨の中でも快適に行動することができます。その反面、多機能なレインウェアはかさばったり重量は増す傾向になります。

    ベンチレーション

    ベンチレーションがあると蒸し暑い状況に対処しやすい反面、やはり重くなってしまうので快適性と重量のどちらを取るかという選択になります。

    登山の初心者におすすめの人気のレインウェア比較3選

    これまで説明したポイントを踏まえて、初心者におすすめの人気のレインウェアを比較しました。主に春から秋の軽いトレッキングを想定したおすすめモデルです。

    第1位:(ミズノ)MIZUNO ベルグテックEX ストームセイバーV

    第1位はミズノのベルグテックEX ストームセイバーVです。生地はゴアテックスではなく、ミズノ独自のベルグテックという素材になりますが、ゴアテックス同様防水素材なので安心して使えます。

    上下で570gと上記2つのレインウェアと比較すると多少重くなりますが、ベンチレーションが付いているので熱の排出が楽になります。

    シームテープやドローコードなどの止水加工、立体裁断による動きやすさも担保されており、何と言っても価格がとにかく安いです。使用頻度が低く、レインウェアに3万以上出すのはちょっと。。。という人におすすめです

    メンズ上下セット

    レディース上下セット

    第2位:(モンベル)mont-bell トレントフライヤー

    登山のレインウェアおすすめ第2位はモンベルのトレントフライヤーシリーズです。防水性能と軽さの割にコストパフォーマンスが高いことで人気のシリーズです。

    ゴアテックス・プロダクトにカテゴライズされ、その中でも軽量化するためのゴアテックス・パックライトテクノロジーが採用されています。

    テープ幅を最低限にするなどの軽量化の工夫がされていて、上下セットでも400gを切る重さです。

    初めてレインウェアを購入する方、軽さを重視する方におすすめです。ポケット部分だけは防水ではないので、ポケット部分の防水も必要であれば40gほど重いストームクルーザージャケットもおすすめです。

    ストームセイバーの倍ぐらいの値段になるので、より本格的に登山を続ける人はモンベル製に切り替えてもよいかもしれません。

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    第2位:(モンベル)mont-bell ストームクルーザー

    同着2位は同じくモンベルのストームクルーザーシリーズです。モンベルのレインウェアでは一番売れている定番人気モデルで、トレントフライヤージャケットと比べると軽さや透湿性は少し劣りますが、その分機能性や耐久性で勝っています。

    トレントフライヤーもストームクルーザーも高機能レインウェアとして非常におすすめなのでどちらも同着2位としました。軽さを重視するか、機能性を重視するかで選んでみてください。

    トレントフライヤーとストームクルーザーの比較はストームクルーザーの評価・レビューにまとめています。

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    登山用レインウェアを含む登山の服装の基礎知識についてはこちらの記事にまとめています。合わせてチェックしてみてください。

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