サーモスの山専ボトルと、ほぼ同スペックのモンベルのアルパインサーモボトルの比較表をまとめました。結果、基本スペック(保温、保冷、大きさ、重さ、容量)ではほぼ同じ、値段は若干アルパインサーモボトルが安いが、送料や手間を考えると山専ボトルが有利という結論です。
2019年4月現在、アルパインサーモボトルをはじめ、モンベルの登山用品はモンベル公式サイトでしか購入できなくなっています。モンベルショップが近くにある人は店舗で買えますが、ネットの場合は送料が540円かかります。
Amazonプライムメンバーであれば送料無料で翌日届くので、普段からAmazonで買い物をしている人は山専ボトルのほうがすぐ手に入ります。
比較項目 | 山専ボトル500ml | アルパインサーモボトル0.5L | 山専ボトル900ml | アルパインサーモボトル0.9L |
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容量 | 0.5L | 0.5L | 0.9L | 0.9L |
保温効力(6時間) | 77度以上 | 78度以上 | 80度以上 | 81度以上 |
保温効力(24時間) | 50度以上 | 51度以上 | 60度以上 | 61度以上 |
保冷効力(6時間) | 10度以下 | 8度以下 | 9度以下 | 7度以下 |
高さ | 23.5cm | 24cm | 30cm | 30cm |
直径 | 7cm | 7cm | 8cm | 7.9cm |
重量 | 280g | 265g | 390g | 380g |
定価 | 4,100円(amazon) | 3,500円 | 5,100円(amazon) | 4,500円 |
山専ボトルとモンベルアルパインサーモボトルの機能比較
保温力や大きさ、値段などの基本スペックではモンベルが全ての点において絶妙に上回る状況でしたが、持ちやすさや使い勝手の面では微妙に両者で工夫が異なるのでその点を比較表にまとめました。
コップの比較
山専ボトル | モンベルアルパインサーモボトル |
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持ちやすい形状のプラスチックで、凹凸があるのでグローブをはめたままでも回しやすい。 | 上端がシリコンゴムになっているためグローブをはめたままでも回しやすい。 |
本体の比較
山専ボトル | モンベルアルパインサーモボトル |
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注ぐ時に、ちょうどボトルを持つ部分と底の2か所がシリコンゴムで滑り止めになっている。 | ボトルの底がシリコンゴムで滑り止めになっている。 |
内栓の比較
山専ボトル | モンベルアルパインサーモボトル |
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山の上で気圧がかかって水筒があけずらい状況でも回しやすい二重構造の内栓。 | 六角形で回すときに力を入れやすく、内栓にも保温材が封入されて保温性能がUPされた内栓。 |
山専ボトル・モンベルボトルは500mlと900mlのどちらがいいか?
重さは100g程度重くなりますが、結論は900mlがおすすめです。中にお茶やコーヒーを入れていってもいいですが、お湯を入れて行くのがおすすめです。900mlは500mlと比べて保温力も高くてカップヌードルなら2杯作っても360ml余るので、180mlでちょうどコーヒーが2杯分いれることができます。
一人で使う場合も900mlあると、どん兵衛+コーヒー2杯は作れます。山専ボトルをパッキングする時点で軽さはある程度犠牲にしているはずなので、100gを我慢して暖かいお湯をとりましょう。
種類 | 必要なお湯の量 |
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カップヌードル | 270ml |
カップヌードルビッグ | 400ml |
チキンラーメン | 400ml |
どん兵衛うどん | 480ml |
どん兵衛天ぷらそば | 390ml |
寒い時期の登山やハイキングは、夏と比べて汗をかいた実感が少ないものの、意外と水分が失われている状態になりがちです。水分不足はパフォーマンス低下や脱水症状の元になるので、その点でも水筒は大きめがおすすめです。
寒い時に冷たい水分をとると体力を消耗してしまうので、暖かいお湯は運動量を落とさないためにも非常に重要です。シングルバーナーとケトルやコッヘル、チタンコップなどで毎回お湯を沸かすのは手間がかかるので、山専ボトルのように高い保温力がある登山用水筒はかなり重宝します。
場所によっては火気厳禁の場所があるため、バーナー類が使えない場合があります。そんな時でも暖かい食事ができるというメリットもあります。
そして中身をお湯にしておけば、カップ麺やフリーズドライ食品を食べる時、卵スープや酸辣湯などスープを作る時、コーヒー紅茶やお茶やお湯割りを作る時などなんでも使えます。普通の水筒だとお湯がぬるくなってしまうところ、山専ボトルもしくはアルパインサーモボトルでお湯を持っていけば、長時間行動した後でも熱々のカップ麺を楽しむことができます。
山専ボトルとアルパインサーモボトルの口コミ・評判の比較
山専ボトルの口コミ・評判
山専ボトルに熱々の紅茶+ウイスキードボドボ入れて持ってったの最高に美味しかった
— うたあけ (@utaake) March 23, 2018
山専ボトル便利ー、バーナー使えない場所でもラーメン作れる!#VTR250 #ラーツー pic.twitter.com/EKeJCudSIn
— かっぱ (@t30310) March 17, 2018
雪から逃れてのランチタイム。サーモス山専ボトルにお湯入れて来たので3分であたたかいごはん pic.twitter.com/wSs50Yy2pQ
— 神楽坂つむりbot (@TsumuriF5_Bot02) March 13, 2018
ご馳走さまでした!
山専ボトルでラーメンはバッチリでした。次はコーヒーだな。 pic.twitter.com/GnXXSa9pdU— 青月 (@bluemoon373) March 13, 2018
なーんでサーモス山専ボトルもっと早く買わなかったかなー ええなこれ
— リロ氏/LiloSHI (@ly_rone) March 4, 2018
THERMOSの山専ボトル。大きめ(900ml)のタイプだけど、木曜の19時にお湯を入れて、まだ残りのものが意外に温かい。ちなみに、最近小さいタイプ(暖かい時期に使用予定) と普段使いように象印のマグを購入しました。
— yamachan (@yama2021chan) February 24, 2018
モンベルアルパインサーモボトルの口コミ・評判
登山でも使ってた魔法瓶壊れたから新しいの買おう。
サーモスの山専ボトル一択だと思ったけど、モンベルのアルパインサーモボトルの方が今は良さげ。— 福島県が大好きなんだよ (@ohsuka) March 18, 2018
昨日の登山の装備やら食器やらを今ようやく洗えた。
昨日3:10頃に淹れたお湯を今mont-bellの山専ボトルから流したら、ぬるま湯とはいえまだ温かくてビックリした。
もう42時間経ってるのに…(゜ロ゜)!— た ん と (@mt_driver_Tnt) March 12, 2018
モンベルのアルパインサーモボトルの保温性が最強すぎて正直もういらないんだけどクリカンのボトルはお洒落やし欲しいな~~。ゆるキャンで注目されてしまったけど・・・・。。 pic.twitter.com/FjW0zREUOZ
— すまふりー🅤 (@smafree02) February 18, 2018
モンベルのアルパインサーモボトルいいですよ!山専ボトルよりちょっと安いけど、保温性は上です!
— タカティ🧗♂️ (@Taaka910) December 5, 2017
モンベルのアルパインサーモボトル、朝7時にいれたお茶がまだ熱々だし有能なのでは...?
— とらしぃ (@Tigersviel) November 19, 2017
#陣馬山#高尾山#縦走
ど素人登山(トレッキングか)第二弾は陣馬山~高尾山の縦走です。
高尾山山頂までで4時間50分。とにかく疲れました・゚・(ノД`;)・゚・
陣馬山から眺める富士山に感動!
アルパインサーモボトルのお湯で
7時間後にカップ麺を食べてみました。
ギリギリOKですよ。 pic.twitter.com/LfhAgMqdTp— hiroaki (@casterhard) November 12, 2017
結論、山専ボトルもアルパインサーモボトルも登山にとてもおすすめ
容量も900mlのほうが、本来の保温力を存分に生かした使い方ができることがわかったところで改めて結論ですが、登山ナビとしてモンベルのアルパインサーモボトルよりも山専ボトルがおすすめです。
実際使ってみるとわかりますが、コップや内栓の開けやすさは正直どちらの水筒も大きくは変わりません。また保温力もほぼ一緒です。そうなるとやっぱり一番大きいポイントは値段の安さや手に入れやすさですが、アルパインサーモボトルはモンベル公式ネットショップでしか買えず、送料もかかるので、定価より安いamazonで売っている山専ボトルと一緒の値段になってしまいます。
モンベル公式サイトに登録するのは手間ですし、毎回送料がかかるのは抵抗感があります。音楽も映画も無料になる年間3900円のAmazonプライムメンバーになったほうがよっぽどメリットが大きいので、モンベルショップが近場にある人以外は山専ボトルがおすすめです。