登山はなるべく荷物を減らして軽量コンパクトで挑みたいところ。とはいえ、少し重たいのを我慢して持ち運びすると休憩が快適になるアイテムが椅子(トレッキングチェア)です。今回は登山向けの折りたたみ式で携帯に便利な椅子や、テント泊に便利な座椅子等をまとめました。
登山に椅子(トレッキングチェア)を使うと良い場面
日本の山は春から秋にかけて雨が降りやすい場所も多く、登山の当日に天気が良くても場所によって、日当たりによっては直接座るとお尻が濡れてしまう場面も多々あります。地面が乾いていたとしても、山頂や休憩場所で平面な場所が確保できない状況も少なくありません。また、冬は冬で地面に直接座ると冷たいですし、雪が積もっていると余計に冷たいです。こんな時にコンパクトな椅子(トレッキングチェア)があるとゆっくり休憩できて、料理や食事も捗ります。
椅子・トレッキングチェアを使わない場合でも、地面にサバイバルシートや座布団などを敷いて座るというソリューションもありますが、地面に接する面積が広くなるため、湿った土の上に敷くと確実に泥だらけになって使い終わった後の掃除が大変になります。
このように、コンディションが悪い状況になればなるほど、椅子・トレッキングチェアがあると休憩や食事の時間が充実します。重量はかさみますが椅子やトレッキングチェアと同じく、登山やトレッキングにテーブルも持っていくとより快適に過ごすことができます。
登山向けのテーブルはこちらの記事を参考にしてください。
登山向けの椅子・トレッキングチェアとは
濡れた地面や雪面の上に腰掛けることを想定すると、椅子・トレッキングチェアは地面に足が突き刺さらない形状をしていることが重要になります。設置面積がピンポイントであるほどあまり汚れずに済みますが、体重で椅子が沈み込みやすくなります。
このような椅子だと地面に刺さって沈み込みやすいので、使う場面を選びます。
このように、足の部分に椅子の設置面積を広くする安定用のパーツが付属しているモデルは登山でも使いやすくおすすめです。
また、登山のパッキングは軽量コンパクトが王道です。椅子の宿命として、軽くなればなるほど座面が小さく座り心地が悪く、快適な座り心地の椅子はどうしても重くなってしまいます。登山やトレッキングに持っていく場合はその点を踏まえて多少は何かを削る必要が出てきます。
おすすめの軽量・折りたたみモデルの登山用の椅子・トレッキングチェア
ちょっと休むには快適性よりも軽量コンパクトで携帯しやすさを重視したい、そんな人におすすめな折りたたみできる人気モデルの椅子をまとめました。
ノーブランドの安いアウトドアウルトラライトチェア
折りたたみモデルは構造的にはシンプルなので、実はブランド品とノーブランド品の違いは感じられません。というわけで、値段が少しでも安いノーブランドモデルをまずはおすすめします。
軽量コンパクトなモデルは持ち運びが便利な反面、座り心地は正直良くないです。登山の休憩であれば短時間になるのであまり問題ではないですが、釣りなど長時間使う想定がある場合は大きめの快適性重視のアウトドアチェアのほうが良いでしょう。
耐荷重:80kg
使用時:25×25×25cm
収納時:7.5×7.5×33cm
重量:約300g
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)ウルトラライトチェア
アウトドアで人気が高まっているドッペルギャンガーのウルトラライトチェアはかなり売れています。ドッペルギャンガーの製品は全体的に品質が高く、トレッキングチェアも耐荷重150㎏とかなりのスペック。
それでいて値段も1,000円台なので人気が高いわけです。黒とオレンジベースのデザインで統一されているのでトレッキングチェア以外にも揃えると統一感がでてきます。
耐荷重:150kg
使用時:24.5×28×24.5cm
収納時:7.5×7.5×34.5cm
重量:約369g
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)ジュラルミンフレーム ウルトラライトバックレストチェア
折りたたみ式で背もたれがある椅子になると392gと軽量ではあるものの、折りたたんだ時にどうしてもコンパクトにならないため携帯しずらいのが難点です。背もたれが欲しい場合は折りたたみ式ではなく分解するモデルの椅子のほうがコンパクトになります。
耐荷重:100kg
使用時:28×47(座面高27)×23cm
収納時:30×3.5×35cm
重量:約392g
Helinox(ヘリノックス) チェアワン ミニ
ヘリノックスのチェアワンミニは折りたたみ式ではなく、分解できる組み立て式の椅子になります。チェアワンミニはヘリノックスの中でもっとも軽量コンパクトモデルです。ヘリノックスチェアについて詳しく知りたい人はこちらの記事も参考にしてください。
耐荷重:90kg
使用時:40×44(座面高27)×34cm
収納時:26×8×10cm
重量:約500g
テント泊に便利なおすすめの座椅子
テント泊を快適にするアイテムが座椅子です。
CRAZY CREEK(クレイジークリーク) エアーチェア コンパクト
クレイジークリークのエアチェアコンパクトはその名の通り、空気を入れて膨らませて使います。使わない時は空気を抜いてくるくると巻いてコンパクトにできます。エアパッドの部分は単体でスリーピングマットとしても使えるため、テント泊をする場合は一石二鳥です。
使用時:41×44.5×44.5cm
スリーピングマット使用時:44×92cm
収納時:26×8×10cm
重量:約737g
キャプテンスタッグ チェアマット
キャプテンスタッグの座椅子はとにかく安いので、安く座椅子を探している人におすすめです。座椅子とマットと2wayで使えるので、テント泊の登山だけでなく様々なアウトドアで使えそうです。
使用時:38×40×40cm
収納時:38×40×3.5cm
重量:約440g