ゲイター・登山スパッツ【選び方・効果・おすすめモデル・口コミ・評判・評価】

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登山に持っていくと何かと便利な持ち物がスパッツ(ゲイター)です。(スパッツとゲイターは同じものを指します。)

夏山では雨や小石の侵入を防ぎ、冬山では雪の侵入を防いでくれ、快適なトレッキングをサポートしてくれます。今回はゲイター(登山スパッツ)とは、スパッツのつけ方、履き方や選び方といった基本的な説明から、夏と冬、メンズとレディース、サイズ別などジャンル毎におすすめスパッツを紹介します。

  • 富士山下り道の強烈な砂利は暑くてもロングゲイターが効果的。年一登山の人は安いゲイターで十分。
  • 夏登山によく出かける人はショートスパッツがおすすめ!
  • 雨でも使えるオールラウンダーのゴアテックスロングゲイター
  • ゲイター(登山スパッツ)とは

    ゲイター(登山スパッツ)とは登山靴トレッキングパンツの間を覆うことで、足首から小石や砂、泥、雨や雪が侵入してくるのを防ぐための登山用品です。

    足首付近だけを覆うゲイター(登山スパッツ)をショートスパッツ(ショートゲイター)、膝下付近まで覆うゲイター(登山スパッツ)をロングスパッツ(ロングゲイター)と言います。

    ゲイター(登山スパッツ)は必要?

    結論から書くと、快適に行動したい人はあったほうがいいです。特に富士山登山ではかなり役に立ちます。逆に荷物を減らしたい人はなくても行動はできます

    足首から小石や雨などを防ぐのが目的なので、高尾山のようにきれいに舗装された登山道では全く必要はありません。逆に富士山の下山道などずっと砂利が続くような登山道ではゲイター(登山スパッツ)があるとかなり快適です。

    また、雨で靴下が濡れてしまうと不快感が続きます。天気予報を見て雨が降りそうな場合は役に立つでしょう。

    ゲイター・登山スパッツの選び方

    まずはスパッツ・ゲイターの選び方を紹介します。選び方のポイントは大きく2つ。「夏用か冬用か」と「ショート、ミドル、ロングの長さ選択」です。

    選び方のポイント①:ゲイター・登山スパッツは夏と冬で目的が違う

    夏と冬で目的に応じたものを選んで着用しないとスパッツの劣化が早くなったり、内部が蒸れて登山靴まで濡れる原因につながります。夏用と冬用のスパッツの違いについて正しく理解しましょう。

    夏山でのゲイター・登山スパッツの使い方と選び方

    夏山登山やトレッキングでのスパッツ・ゲイターの最も重要な目的は雨の侵入を防ぐことです。雨が降ると帽子やジャケットなどの着衣を伝って下に落ちてきます。

    夏用のスパッツ・ゲイターは上からの水の侵入を防ぐため、着脱部分はジッパー+ボタンや長さが調節できるストラップベルトで固定してフィット感を高めるものを選びましょう。

    ゴムコードになっているものも使いやすいです。ジッパーはフィット感が高いメリットがある反面、調整幅が狭いので適正サイズの商品を購入することが重要です。

    夏用スパッツは、普段はザックにしまっておき雨が降った時に取り出して着用する使い方が一般的なので、携行性が高くて軽い薄手のスパッツを選ぶとよいでしょう

    また、夏のトレッキングやトレイルランニングでショートパンツやハーフパンツ+タイツのスタイルで登山をする場合は、小石や落ち葉の侵入を防いだり、小枝のひっかきを防ぐ目的のスパッツ・ゲイターも存在します

    こちらは透湿性を目的につくられているため、より薄手で通気性が高くなっているのが特長です。

    冬のゲイター・登山スパッツの使い方と選び方

    冬の雪山のスパッツの使い方は夏とは異なり、雪の侵入を防ぐことが目的です。雨は上から滴って侵入しやすいのに対し、雪は(深々と積もった場合は特に)足元からの侵入しやすいのが特徴です。

    また、冬の雪山登山は、周囲は気温が低いため雪は溶けて水になりにくく、厚手の重ね着をしてグローブをはめて登山靴にはアイゼンを装着し、足元の登山道には雪が積もっているような状況です。

    このような環境下での使用が想定される冬用スパッツは、着脱部分がジッパーではなく、止水性は少々劣るがグローブをはめていていも着脱しやすいベルクロ(ペタッと貼ってベリベリ剥がすやつです)になっていたり、少々重たくてもアイゼンで引っかけてもすぐに破れない耐久性がある素材が使われています

    着脱部分がベルクロの場合、止水性がファスナーに比べて少し劣る反面グローブをはめたままでも扱いやすく、調整もかんたんなのでスパッツを緩めたい時にすぐ緩めることができる点がメリットです。

    選び方のポイント②:ゲイター・登山スパッツの長さ

    スパッツの長さは目的に応じて選ぶことがポイントですが、スパッツの本来の目的である異物の侵入を防ぐ目的を果たすという観点からロングスパッツをおすすめします

    商品にもよりますが、ミドルスパッツはあまりおすすめしません。ふくらはぎの一番太いところに止まるので、歩行中に下にずれる可能性が高いです。

    ショートスパッツはかさばらないので携行性を求める人におすすめです。雨を防ぐ目的で使用する場合、はいているレインパンツの丈が短いと、膝を曲げた時などに足が露出して水が侵入してくる可能性があるので要注意です。小石や小枝の侵入を防ぐだけであればショートがおすすめです。

    ゲイター・登山スパッツのつけ方(履き方)

    スパッツ・ゲイターの履き方についてはこちらの動画が参考になります。

    ゲイターのつけ方(履き方)のポイント

    • 左右を逆に装着しないように注意しましょう。スパッツには靴紐にひっかけるためのフックがついているので、フックが前にくるように履きます。
    • フックは必ず登山靴の靴紐に引っ掛けてください。なるべくつま先側の紐に引っ掛けることでカバー範囲が広がります。フックの金属パーツのカーブが緩いと靴紐から外れやすくなるので、その場合は少し曲げるとフィット感が高まります。
    • スパッツのサイズが大きすぎると登山靴とスパッツの隙間が空いて、水や雪などが侵入しやすくアイゼンも引っかかりやすく危険なのでジャストサイズの着用を心がけましょう。

     

    ゲイター・登山スパッツには2パターンの履き方がある

    ゲイターの履き方には「ゲイターが外側」「ゲイターが内側」の2パターンがあります。状況に応じて正しく使い分けしてください。

    ゲイターが外側ゲイターが内側
    基本の使い方はこちら。トレッキングパンツの上からゲイターをつける。こうするとトレッキングパンツが朝露の濡れや泥汚れから守られ、トレッキングパンツと登山靴の間に小石の混入などが防げる。
    雪山でもゲイターを外側にして使う。
    雨対策はこちら。トレッキングパンツの裾から落ちる水滴がそのまま足首から登山靴に入らないように、トレッキングパンツの内側にゲイターを巻き付けて水滴を外に逃がす。

    ゲイター・登山スパッツはゴアテックスがよい?素材の話

    スパッツは夏と冬用問わずトレッキングパンツ登山靴に密着させて着用するため、とても湿気がこもりやすい場所になります。ブーツ内部が汗で濡れてしまうことを防ぐために、透湿性は非常に重要なポイントとなるため、高い防水性も併せ持つゴアテックスの商品が多くなっています。

    ただし、夏山トレッキングやトレイルランニングでハーフパンツ着用時に小石や小枝などの異物侵入を防ぐ目的の場合は、ゴアテックスにこだわらず、透湿性を追求した素材のスパッツを選択すると快適に行動できます。

    おすすめの夏用ロングスパッツ・ゲイター3選

    第1位:モンベル(mont-bell) GORE-TEX ライトスパッツ ロング

    おすすめ第1位はモンベルのライトスパッツのロングタイプです。夏用を想定して作られているのでモンベルの中でも軽量で、スタッフバッグがついてくるのでコンパクトにザックに収納することができます。着脱するためのファスナー部分には硬めの芯が入っていてずり下がりを防いでくれる工夫も施されています。はじめてスパッツを購入する人はまず定番のモンベルがおすすめです。

    第2位:イスカ(ISUKA) ゴアテックス ライトスパッツ フロントジッパー

    イスカは日本のアウトドアブランドで、伝統的にシュラフを生産してるメーカーになります。イスカのライトスパッツも150gと軽量でコンパクトに畳んで携行することが可能です。スパッツ上部には滑り止めとゴムコードでフィット感を高めてくれます。また、こちらもモンベルと同様にスタッフバッグがついてくるので、コンパクトにパッキング可能です。さらに靴底を通すゴムの予備のまで付属してきます。さすが日本製のきめ細やかさといったところです。

    第3位:SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) アルパイン ゲイター

    シートゥサミットはドライバッグが有名なオーストラリアのブランドです。sea to summitの中でも最も軽量のモデルになりますがそれでも270gあって、夏専用ではなく夏と冬兼用のイメージです。こちらはゴアテックスではなく透湿性がゴアテックスの2倍以上ある「eVent」と呼ばれる素材が生地に使われているため、装着後の結露が軽減されます。オールシーズン使えるスパッツを探している人におすすめです。

    おすすめの夏用ショートスパッツ・ゲイター3選

    第1位:モンベル(mont-bell) ショートスパッツ

    モンベルのショートスパッツは一番ベーシックなショートスパッツです。ジッパー部分に芯が入っているのでショート丈でもずり落ちにくくなっています。モンベルウェアはほとんどそうですが、ショートスパッツも立体裁断されているので登山靴とウェアにしっかりフィットするでしょう。

    値段も安いのではじめてのゲイター(登山スパッツ)におすすめです。

    第2位:モンベル(mont-bell)GORE-TEX ライトスパッツ ショート

    第2位もモンベルですが、こちらはゴアテックスが使用された雨でも安心のショートスパッツです。もう少し安い値段でゴアテックスではないショートスパッツも販売されていますが、1,000円も違わないので透湿性や防水性の快適さを考えるとゴアテックスのスパッツをおすすめします。

    第3位:ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE) ハイベントショートゲイター

    ノースフェイスのハイベントショートゲイターはゴアテックスではありませんが、防水透湿素材の「ハイベント」が使用されているため、多少の雨でも使用可能なショートゲイターです。ベルクロ形式で簡単に脱着やフィット感調節ができます。
    ノースフェイスのゲイター

    おすすめの冬用ロングスパッツ・ゲイター3選

    第1位:OUTDOOR RESEARCH(アウトドアリサーチ) クロコダイルゲイター

    クロコダイルゲイターはフロントのベルクロで着脱しやすくなっているのが特徴です。また、シルエットも細身で装着した時にダボつかない点も人気かつアイゼンにも引っかかりにくいので合理的です。スリムながらもプラスチックブーツにも装着できるように裾が広がった形で実用的です。アイゼンがひっかかりやすいスパッツの内側はCorduraという素材が使用されており、耐磨耗性が強化されています。

    第2位:(モンベル)mont-bell GORE-TEX アルパインスパッツ

    モンベルのアルパインスパッツは、冬山用としては比較的安価に購入することができます。アイゼンのひっかかりを考慮して夏用スパッツと比べて耐久性が上がっているのと、足への固定がファスナーではなく、グローブをはめたまま着脱しやすいようにフロントにジッパーがあります。

    第3位:シートゥサミット クアグマイアゲイター

    クアグマイアゲイターはアルパインゲイターと同様にeVENTが使用されて高い透湿性を誇り、高耐摩耗性の1000デニールコーデュラナイロンが使われています。他パーツも耐摩耗性を考えた丈夫なつくりをしています。細身なので足が大きい人などはワンサイズ大きめがよいでしょう。

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