スキットルとは【使い方・洗い方・手入れ・プラスチックモデル・おすすめ・口コミ・評判・評価】

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photo by stu_wp

登山やキャンプの夜のお供の一つがスキットルです。今回はスキットルとは?という基本情報から、素材や使い方、洗浄や手入れの方法、ピューターなど各素材別のおすすめスキットルをまとめました。

スキットルとは

スキットル
スキットルとは、ウイスキーやウォッカ、ジン、テキーラなどの蒸留酒を携帯するための薄型の水筒のことを指します。英語ではヒップフラスコ(Hip flask)と言います。

スキットルの形状は、ズボンのポケットに入れた時にお尻や太ももの形にフィットするように少し湾曲したカーブになっています。スキットルの中には、キャップの紛失を防ぐために本体とキャップをつなぐストラップが付属しているモデルも存在します。

一人の時は直接飲んでもよし、何人かで飲む時はウイスキーカップで飲んでよし。スキットルは登山やアウトドアで蒸留酒を楽しむためのアイテムです。

スキットルの素材

スキットルの素材は、昔からピューターや銀、あるいはガラスで作られていましたが最近ではステンレスやチタン製のスキットルも増えてきています。また、金属製のスキットルが使用できない場面でも使えるプラスチックのスキットルも存在します。

ピューター

ピューターとは、90%以上の錫(スズ) + (銅 or アンチモン or ビスマスのいずれか)で構成された合金のことです。熱伝導が高く熱しやすく冷めやすいことが特徴です。

ピューターのスキットルのメリットは、錆びにくい金属なので長く使えることと。また、主成分の錫(スズ)が水の不純物を浄化する作用があり、お酒の味をまろやかにしてくれる効果もあるそうです(*)。
*出典:錫右衛門

デメリットは、柔らかい金属なので、ぶつけると変形しやすい点がありますが、使えば使うほど風合いが出てくるとも言えます。

錫(スズ)の分子が、不純物を吸収する性質があり水を浄化すると言われ、お酒などを錫(スズ)製品で飲むとまろやかで美味しくなるそうです。 金属臭も無いので、安心して日常品として使えます。

チタン

チタンは軽くて耐久力が高いのでコッヘル(クッカー)などにも広く使用されます。

チタン製のスキットルのメリットは軽くて錆びないこと。重量を増やしたくない登山や旅行には最適です。また、ステンレスと比べて金属臭もしません。唯一のデメリットは値段が高いことです。

ステンレス

ステンレスは光沢のある質感が人気で、値段も安いことが最大のメリットになります。ただ、重量が重いのであまり登山向きではなく、少し金属臭が気になる人もいるので、お酒の風味にこだわる人はステンレス製のスキットルを避けたほうがいいかもしれません。値段が安いので手軽に購入できます。

銀食器は空気中の硫黄と反応して変色しやすい(黒ずむ)点が難点ですが、ステンレスとは違った白っぽい光沢を放つ見た目の美しさが人気です。銀製のスキットルは高価で数もあまり多くありません。

プラスチック

プラスチック製のスキットルは軽さと中身が見える点が人気です。雰囲気よりも実用性重視の人はプラスチック製のスキットルもおすすめです。

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スキットルの使い方

スキットルは口が狭く、ピューターなど金属製のスキットルは中身も見えないので、実用性だけを考えるならば正直通常の水筒を使ったほうが便利です。スキットルを使う目的は登山やキャンプなどのアウトドアで雰囲気を楽しむことが一番です。つまり、所有・携行していて満足度が高いと感じるものを選ぶべきで、安いからと値段だけで決めてしまうと楽しみが少し減ってしまうかもしれません。

スキットルの使い方の注意点は大きく2点です。1つ目は「口が小さいので蒸留酒を入れる時は漏斗(上戸)が必要」というポイントです。もしくはキッチンにそそぎ口が細くなっている料理用の軽量カップがあれば問題ありません。

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もう1点は「洗いづらいので中に入れるものを限定すること」です。ミネラルウォーターなどのペットボトルに口をつけて飲んだ後長時間放置すると、雑菌が繁殖して飲めなくなってしまいます。アルコール度数が高いウイスキーやウォッカなどは雑菌が繁殖しないため、中をこすって洗浄できないスキットルにはアルコール度数が高い飲み物に限定して使うようにしましょう。

また、匂いが残ってしまうこともあります。いろいろな種類を次々に入れ替えて使う場合はその点も頭に入れておきましょう。

スキットルを飲む場合は直接口をつけてもいいですが、小型のウイスキーカップを持参すると複数で楽しむことができます。

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スキットルの使い方はこちらの動画も参考西てみてください。

スキットルの手入れの方法

スキットルの手入れで一番の難点は洗浄が難しいことです。長く使うための手入れの注意点をまとめました。

手入れの注意点①:アルコール度数が高い飲み物だけを入れる

そもそも入れるものに気をつけましょう。ウイスキーの原液などアルコール度数が高い飲料は雑菌が繁殖することを抑えてくれるので、直接口をつけて飲んでも中の飲料自体は通常の飲料と比べて長く飲むことができます。(とはいえ何が起こるかわからないので直接口をつける場合は早く飲むことをおすすめします。)水割りにする場合も水は水筒に、ウイスキーはスキットルにと分けて携行してください。

大腸菌は20%アルコールでは増殖能力を喪失するが、分裂増殖に必要な栄養素が添加されれば増殖する。このような静菌作用は濃度の低いアルコールが細菌の分裂に必要な栄養成分の補給を阻止しているだけである。しかし30℃で30分間作用させれば35%アルコールでも殺菌力が認められ、40%アルコールでも繰り返し使用により殺菌力が認められる。
出典:食品分析開発センター

ワインなどはアルコール度数が14%程度なので実際はどうか不明ですが、個人的にはワインも入れないほうがスキットルを長く使えると考えています。

手入れの注意点②:ステンレスと銀のスキットルに塩素系漂白剤はNG

塩素系漂白剤を使うとステンレスは錆びの元になります。銀は塩素と反応して化学反応を起こし黒ずんでしまいます。ステンレス製や銀製のスキットルの手入れに塩素系漂白剤は厳禁です。ステンレス製の場合はこちらの商品のように、ステンレス製で使える洗浄剤などを使用してください。洗浄剤を購入する場合、タブレットだとスキットルの口から入りません。必ず粉末状の洗浄剤を購入してください

ピューターのおすすめスキットル

スタンレー

保温ボトルでキャンパーに人気が高いスタンレーですが、スキットルも販売しています。アウトドアで使うとかなり雰囲気出るので登山やキャンプメインで使う人には超おすすめです。

重量:159g
容量:230ml

重量:270g
容量:230ml

ピュータースキットル イングリッシュローズ 6オンス ピンダーブロス(Pinder Bros)社製

ピンダーブロス(Pinder Bros)社は1877年にイギリスで創業した有名食器メーカーです。ピューターだけでなく、銀やステンレス製の各種カトラリーも扱っています。イングリッシュローズのデザインが施されたこちらのスキットルには贈り物にも最適です。

重量:113g
容量:130ml

チタンのおすすめスキットル

チタンスキットルのおすすめはキャンプで有名なメーカー、スノーピーク(snowpeak) 製のモデルです。スノーピークのロゴやデザインがかっこよく所有感を高めてくれます。特に丸型は個性的です。3種類ともかなり軽量で使い勝手もよく、一生使えるスキットルです。人気があるのでよく人とかぶるのが少しデメリットです。そしてけっこう高いです。

重量:65g
容量:140ml

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スノーピーク(snow peak)
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重量:78g
容量:170ml

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重量:72g
容量:190ml

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ステンレスのおすすめスキットル

コールマン(Coleman) ステンレススキットル

アウトドア全般で有名なメーカーのコールマン製スキットルです。シンプルながらコールマンのロゴがさりげないデザインになっていて、アウトドアの雰囲気を出すことができます。値段も1000円台と安く購入できます。

重量:180g
容量:230ml

ノーブランド ステンレススキットル

ノーブランドですがamazonで人気のスキットルです。キャップが紛失しないようアーム付き、飲料を入れるのに便利な漏斗もついて安いので、細かいこだわりがない人におすすめです。

重量:159g
容量:220ml

銀のおすすめスキットル

RIMTAE(リムテー) ウィスキースキットル

1948年に新潟県燕市で創業した早川器物の純銀製スキットルです。高価ですが、一味違う銀の光沢感は所有欲を満たしてくれることは間違いありません。

重量:--
容量:180ml

スキットルはシンプルながら形も様々

スキットルの基本構造はシンプルで形状も似たような形のものが多いながら、メーカーごとに大きさや形が微妙に異なります。例えばウイスキーのシングルは30ccなので、自分がどれだけ飲むかを計算してピッタリのサイズを選ぶもよし、デザイン重視で選ぶもよしです。上記で紹介した以外にもまだまだ多くのスキットルが販売されているので是非amazonでチェックしてみてください。

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