モンベルの定番の薄手フリース「シャミースジャケット」について、サイズ感や着心地などをレビューしました。また、評判や口コミについてもまとめています。
モンベルシャミースジャケットとは
シャミースジャケットはモンベルのフリース中で最も薄いモデルになります。特徴はモンベル独自素材の極細マイクロファイバーの「シャミース」が、通常の素材と比べて繊維の間に多く空気を保持することができる(=空気の断熱層をつくることができる)ため、薄くても高い保温力を保持することができる点です。
※シャミースはポリエステル100%の素材
シャミースジャケットには、通常のフリースではなかなか実現できない速乾性やストレッチ性の高さがあり、動いていないと寒いが動き出すと汗をかきやすい冬場の登山やランニング、スキー等に適しています。
また、袖が「スパイラルスランテックカフ」と呼ばれる縫製になっていて、縫い目の当たりが優しく伸縮性も高いので運動の時にストレスが少なくなります。
モンベルシャミースジャケットのレビュー
サイズ感
登山ナビ管理人は170cmの普通の体系ですが、下に長袖Tシャツを1枚着た状態で着用するとジャストサイズでした。生地が薄手でストレッチ性があるので腕をぐるぐる回しても突っ張る感じがないので、腕振りが大きいランニングにも問題なく使えます。
胴回りの横幅は若干余裕があるので少し太り気味の人でぴったりという感じです。丈の長さはジャストサイズで万歳すると少しお腹の下が出るくらいでした。総じてミドルレイヤー(中間着)として使うことを前提に考えると重ね着しやすく優秀なフリースと言えると思います。
ポケット
シャミースジャケットの大きな特徴は、「薄手で軽量、コンパクト、重ね着しやすいこと」であるため、無駄なポケットは極力省かれています。その結果、ポケットは胸に一つしかありません。アンダーウェアとシャミースジャケット1枚で行動する場合は収納力が低くなるのでその点には注意してください。
ミドルレイヤーとしてアウターの下に着る場合は、ちょうどアウターのジッパーを下げると胸ポケットが使える形になるので、最低限のポケットとしては正しい位置にあると思います。
ポケットのサイズ感はちょうどスマホが一台ゆとりを持って入る大きさ。スキーやスノボで小さめのお財布やカードケース、車の鍵などは胸ポケットに入れることができます。
なお、レディースモデルは胸ポケットではなく、両脇の下に2つポケットがついています。
収納性・携行性
シャミースジャケットはフリースとしてはかなり薄手でコンパクトになるため、登山リュックの中に入れてもかさばりません。
比較として化繊(ポリエステル)の長袖Tシャツと厚みを比較してみましたが、おそらく2枚分もないくらいです。とにかく薄くて持ち運びには便利です。ポケットが両脇についていないのも軽量化とコンパクト性に貢献しています。
着心地・肌ざわり
裏地は他のフリースと同様に起毛で肌ざわり、着心地はいいです。寒い時期でも着た瞬間にひんやりする感じはありません。生地にストレッチ性があるので腕を回しても突っ張り感がなく、登山だけでなく様々なアウトドア活動に適しています。
洗濯・お手入れ
洗濯は30℃までのぬるま湯でやさしいモードの洗濯機洗いが可能です。塩素系・酵素系の漂白剤はいずれもNGです。乾燥器はかけてもOKになっていますが生地が縮むので日陰のつり干しがおすすめです。
アイロンはスチームなしで100℃が上限、ドライクリーニングは禁止でウエットクリーニングはOKです。
シャミースジャケットの評判・口コミ
パタゴニアのR1が優秀なのは分かるけど、正直あの値段出すならモンベルのシャミースで十分なのよね。シャミースもフード付が出ればもっと活用出来る場が増えるんだけどなぁ。
— ししょー (@nobback) May 19, 2017
今さらながら夜ジョグにBUFFを使い始めたんだけど、汗の吸いは良いし通気も良いし適度に保温性もあるしで最高やねコレ。この時期の夜の北東北だと頭にBUFF、上半身はシャミースとジオラインLWが至高ですわ。
— ししょー (@nobback) April 20, 2017
ジオライン長袖Tシャツ
裏地付きシャミースJK
ダウンジャケット
モフモフスヌード
手袋これで全く汗かかない
— kankan✈️舞い上がれ! (@kankan551) March 6, 2017
ホント北東北の冬ジョグにジオラインとシャミースの組み合わせは神
— ししょー (@nobback) February 8, 2017
モンベルのシャミースのフリース
肌触りが気持ちいいわぁ— T93 (@758s611986) January 11, 2017
シャミース両ポケットないのかよ・・・(´・ω・`) クリマプラスにするかな。宮崎じゃ200まではいらないし 春秋のことも考えるとポケットいるし 100にするかな。色が地味だけど
— マロダヨー (@Marodayooooo) January 5, 2017
先日スキーに行ったときは、(1)UnderArmour Cold Gear,
(2)mont-bell シャミースジャケット,
(3) 古いスキーウェア
の組み合わせで臨んだんですけど、薄手の装備にも関わらず快適だったのでしばらくこの装備でいきます。— ヨツハシ (@yozhashi) January 8, 2017
モンベルのジオラインL.Wハイネックシャツとシャミースジャケットの組み合わせ、冬のランにとてもいいです。ラン前は外での寒さを感じさせず、ラン中は蒸れずに、ラン後は汗冷えしない。それぞれ四千円程度と比較的リーズナブル。オススメです。 pic.twitter.com/mllxfRedaa
— Ippei Kikuchi (@ippei_run) January 15, 2016
あとモンベルのシャミースジャケットってフリースが部屋着にも寝るときにもちょうどよくて2着目がほしいくらいにイイ
— パステル (@sawakita11) December 7, 2015
ソフトシェルと悩んだ挙句、着まわしがききそうなシャミースジャケットを買った。
軽くて適度に暖かくて、雨具のジャケット程度にコンパクトにまとめられるのがいいね!— ラーメン大好き小池さん (@ramen_koikesan) November 6, 2015
シャミースライニングジャケットとの比較
シャミースライニングジャケットは一言で言うと、裏地がついて防風性が高められたシャミースジャケットです。裏地がつくことで重ね着する際にスムーズに腕を通せることもメリットです。また、両脇にポケットも追加されているのでアウターとしてメインで使う想定であればシャミースライニングジャケットがよいでしょう。
ただ、シャミースジャケットが234gに対してシャミースライニングジャケットは301gと重くなり、もちろん収納もかさばります。そもそも薄手でコンパクトになることが最大の特徴であるため、個人的には通常のシャミースジャケットのほうがおすすめだと思います。
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