登山のアンダーウェアとして定番のモンベルのジオラインについて、サイズ感や厚さ、夏向けはどれか?といった評価や購入者の口コミ、クールメッシュ、LW、MW、EXpそれぞれの商品をまとめて紹介します。
モンベルジオラインとは
ジオラインとはモンベルが販売する機能性インナーウェアで、高い速乾性が最大の特徴です。登山にはもちろん、ロードバイクやランニングをはじめとする全てのスポーツのインナーウェアとして幅広く使い勝手がよい万能ウェアです。
一番の特徴は速乾性の高さで、汗をかいても肌の表面を常にドライに保ちます。その他にも、保温性やストレッチ性、静菌効果、静電気防止など、登山・スポーツウェアとして痒い所に手が届く機能性を持っています。
ジオラインの種類(厚さ)
ジオラインには厚さの違いで、超薄手のクールメッシュ、薄手のLW(ライトウエイト)、中厚手のMW(ミドルウエイト)、厚手のEXP(エクスペディション)の4種類が存在します。
種類 | 厚さ | 用途 | 時期 |
---|---|---|---|
クールメッシュ | 超薄手 | 登山、ロードバイク、ウォータースポーツ、フィットネス | 夏 |
LW(ライトウエイト) | 薄手 | 登山、ロードバイク、ウォータースポーツ、フィットネス | 春~秋 |
MW(ミドルウエイト) | 中厚手 | 登山、アイスクライミング、スキー、スノボ | 秋冬 |
EXP(エクスペディション) | 厚手 | スキー、スノボ、厳冬期登山 | 冬 |
クールメッシュとLW(ライトウエイト)あたりはかなり薄手で夏など着こむと暑い時期にインナーとして着用してもそれほど暑さを感じない厚みになっています。中厚手のMW(ミドルウエイト)、厚手のEXP(エクスペディション)は保温性の機能も追加されているので秋冬の使用にも適しています。
春夏秋で常に汗をかくことが想定される場合はクールメッシュかLW(ライトウエイト)、秋冬で気温は低いが大量に汗をかくため速乾性が必要な場合はMW(ミドルウエイト)かEXP(エクスペディション)がおすすめになります。
ジオラインのサイズ感
ジオラインの使い方は肌の表面に浮き出た汗を吸い取って外気に拡散させることです。そのためにジオラインは通常のTシャツに比べると同じサイズ表記でも少し小さめで体にフィットするような作りになっています。
ワンサイズ小さいものを購入するのではなく、サイズの表示通りに購入すれば問題ありません。例えばMサイズであれば165cm~175cmなので身長170cmの人はMサイズを購入しましょう。
評価①:夏におすすめのジオラインの厚さはどれか
結論から言うと夏はクールメッシュがおすすめです。もちろん天候にもよりますが一つの目安として夏の2,000m以下の山の場合はあまり肌寒いと感じることは少ないはずなので基本的に半袖で行動する時間が長くなると思います。
夏におすすめのジオラインの厚さは、ジオラインの上に着るシャツが長袖か半袖かが一つのポイントで、ジオラインの上に半袖Tシャツを着る場合はクールメッシュがおすすめです。
クールメッシュにはタンクトップ、ノースリーブ、VネックTシャツ、丸首Tシャツ、長袖Tシャツの5種類がありますが、半袖Tシャツの下に着る場合はアンダーが見えずらいタンクトップかノースリーブ、VネックTシャツがおすすめです。
2,000mを超える山の場合は標高が高くなると少し肌寒くなることがあるので、ジオラインLW(ライトウエイト)の上に長袖Tシャツを着るとよいでしょう。
評価②:ジオラインは透けるのでインナー専用
上の写真のようにジオラインは一枚だけだとかなり透けます。特にクールメッシュはかなり薄手なので一枚だと乳首が丸見えです。選ぶ厚さによりますが、クールメッシュとLW(ライトウエイト)は上に着用するTシャツやロングTシャツなどが必須です。
逆に言うと、重ね着を前提とした厚さなので上にTシャツなどを着こんでも動きにストレスがかからない厚さと言えます。ジオラインはサイズ感も少し小さめで体にフィットしやすいので重ね着しやすくなっているのであまり気にならないと思います。
評価③:ジオラインとメリノウールの違い
ジオラインの最大の特徴は汗を外に発散させる処理能力が高い点です。それに対してメリノウールは汗を吸い込んで熱を出す吸湿発熱機能が最大の特徴です。一言でまとめると、「汗をかいたとき汗冷えを防ぎたい場合はジオライン、保温したい場合はメリノウール」となります。
もう少し踏み込んで説明すると、ジオラインの汗を発散させる処理能力は気温に依存するので暑い夏は速乾性が高いですが、冬で気温が下がると処理能力も落ちます。つまり、夏と冬で同じ量の汗をかいた場合、夏はすぐ乾くのに冬はなかなか乾かない状況になるので汗冷えの可能性が出てきます。
ジオラインの処理能力にどれほどのキャパシティーがあるかどうかは個人差やその時の天候や着ている服装にも依存するので自分に合った組み合わせを探しましょうということになりますが、冬場でびちょびちょに汗をかく場合は、濡れても冷たくならないメリノウールがおすすめです。
ジオラインの口コミ
汗と雨でビシャビシャなったけど、インナーにモンベルのジオライン着てたから15分ほどでサラサラに乾いたわ〜(`・ω´・)←モンベラー乙
— Naoki幵 /^o^\ (@otatozanNaoki) June 1, 2017
ジオラインのドライメッシュ着てみた。コンプレッションウェアに慣れすぎて、もっと絞め付けて…きつく…ギュッと…ってなったけど、メッシュ素材なだけにすごい涼しかった、汗もすぐ乾く。
通勤はコンプレッションウェア、休日はジオラインとアームカバーでいく。レッグカバーはしばらくお預け。
— めんたいCOBRA (@mentai_gohan) May 31, 2017
ジオラインのパンツもいいぞ。トップほどじゃないけども、手洗いしてそのへんに干しておくと数時間で乾いてはけるようになるので2枚でローテできるぞ
— Takeshi HASEGAWA (@hasegaw) May 27, 2017
ジオラインは脱水したやつをハンガーにかけた直後で95%くらい乾いてる印象
— [技巧の二輪]ヨシヲ㌠ (@yoshio_will) May 26, 2017
とりあえず今の僕に言えることは、みんなモンベルのジオラインを買おうということくらいです。2000円弱で汗の不快感が超軽減されます。
— か (@rebours) April 30, 2017
モンベルのジオラインMWを上下着て山に入ったが、汗だくの後寒くない。これ凄過ぎ。ちなみにアウターはワークマンの安いポロシャツ(^^)
— こもも (@stream111) April 23, 2017
モンベルのジオラインと、バーグハウスのドライライトショートスリーブ。どちらもポリエステル100%なんだけど、汗をかいたときの快適さでは明らかにジオラインの方が良い。もう今後はジオライン一筋かも。 pic.twitter.com/LwOnXjff0k
— 約翰 (@priestess46) April 21, 2017
今さらながら夜ジョグにBUFFを使い始めたんだけど、汗の吸いは良いし通気も良いし適度に保温性もあるしで最高やねコレ。この時期の夜の北東北だと頭にBUFF、上半身はシャミースとジオラインLWが至高ですわ。
— ししょー (@nobback) April 20, 2017
基本、極寒地でなければ下から
ジオラインLw
フリース
(ユニクロダウン)
ライトシェルパーカー
って感じで温度調節はいくらでもできるようにしてる。
これで-3℃くらいまでは余裕— ズ ミ (@zuuumii) April 18, 2017
僕の冬山装備はファイントラックスキンメッシュ+ジオライン中厚+MHマイクログリッドジャケット+ファイントラックハードシェルアクロです これで-25℃+風速15~20m/sくらいまでは耐えられます それ以上の寒さは知らん!
— 本多たかし (@sanpomich) April 15, 2017
ジオラインのメンズウェア
メンズウェアの紹介です。タンクトップやノースリーブは重ね着してもそれほど暑苦しくはならないメリットがあります。半袖Tシャツや長袖Tシャツは汗をかきやすい首回りや脇などに生地があたる面積が大きいのでより速乾性が高く汗をかいた時の不快感が少なくなるメリットがあります。
ジオラインクールメッシュ
タンクトップ
ノースリーブ
VネックTシャツ
丸首Tシャツ
ジオラインLW(ライトウエイト)
長袖Tシャツ
ハイネック長袖Tシャツ
VネックTシャツ
丸首Tシャツ
ジオラインMW(ミドルウエイト)
長袖Tシャツ
ハイネック長袖Tシャツ
ジオラインEXP(エクスペディション)
長袖Tシャツ
ハイネック長袖Tシャツ
ジオラインのレディースウェア
レディース向けの特徴は、重ね着した時にアンダーが見えにくいように胸元が少し大きめに開いている点です。カラーバリエーションもメンズよりも豊富です。
ジオラインクールメッシュ
タンクトップ
ジオラインLW(ライトウエイト)
Uネック九分袖Tシャツ
Uネック九分袖は首元や袖からアンダーが見えないように考慮されているので普段使いにも使いやすいタイプです。
ラウンドネックTシャツ
キャミソール
ジオラインMW(ミドルウエイト)
ハイネック長袖Tシャツ
ジオラインEXP(エクスペディション)
ハイネック長袖Tシャツ
まとめ:モンベルのジオラインは登山以外にもかなり使える
登山用に購入したジオラインですが、正直大活躍しています。登山以外では自転車やランニングをすることが多いのですが、直接ポリエステルのTシャツを着るよりも明らかに快適性が違います。
普通のアンダーウェアと比べると少々高いですが、十分元を取ってくれていると思うので、夏に向けてまず一着試してみてはいかがでしょう。
登山向けのアンダーウェアについて詳しくしりたい方はこちらの記事を参考にしてください。
登山の服装についての基礎知識はこちらにまとめています。