最近遭難事故があった「かぐらスキー場」ですが、東京から2時間半という近い距離にありながら、高い標高に位置するため、非常に雪質が良いことで有名です。スキー場は標高2,029mの神楽峰(神楽ケ峰)の東側斜面に位置しています。
かぐらスキー場の基礎情報
みつまたステーション | 新潟県南魚沼郡湯沢町三俣742 025-788-9221 |
田代ステーション | 新潟県南魚沼郡湯沢町三国1066 025-789-3111 |
駐車場 | みつまたステーション:1,200台 田代ステーション:800台 |
アクセス | 車:関越道「湯沢IC」から下道で約8.0km 電車:上越新幹線「越後湯沢駅」からバスで約20分 |
コース数 | 23 |
最長滑走距離 | 6,000m |
公式サイト | かぐらスキー場 |
リフト料金 | 1日券 大人:4,700円 シニア:4,200円 中高生:3,800円 |
営業時間 | 平日:8:00~17:00 土日祝日:7:30~17:00 |
かぐらスキー場は「みつまたステーション」と「田代ステーション」の2カ所のベースステーションがあります。(湯沢ICや越後湯沢駅から近いほうがみつまたステーションになります。)それぞれのベースステーションから100人規模の超大型ロープーウェイで田代エリア、みつまたエリアに登ることができます。
ゲレンデは最高地点で1,845mとかなり高い場所に位置し、「かぐらエリア」「みつまたエリア」「田代エリア」の3つに別れています。緩やかな斜面が多く、ファミリーに人気なのがみつまたエリア、田代湖を眺めながら滑走でき、「ドラゴンドラ」で苗場スキー場と15分で連結している田代エリア、標高が一番高い場所に位置し、パウダーが楽しめるかぐらエリア、と3つのエリアがかなり特色のあるスキー場となっています。
標高が高いため11月からゴールデンウィークまで楽しめるのが特徴です。
かぐらスキー場の口コミ・レビュー・評判まとめ
かぐらスキー場の口コミ・レビュー・評判を抜粋してまとめています。やはり、苗場とドラゴンドラでつながっているため、滑走できるエリアが広く、雪質もいいため、越後湯沢エリアの中では満足度が高いゲレンデだと言えると思います。
雪質も、湯沢エリアでは標高が高いため、一番良いと思います。天気予報で湯沢町が雨マークでも、かぐらのロープウェイ上がれば雪になってることもしばしば。初心者と行くときには田代側、上級者が多い時は主にみつまた側で滑っています。苗場に泊まる時はドラゴンドラで全体滑ったり、いつ行っても飽きないゲレンデです。
人がお隣の苗場と比べて少ないので上のほうは雪質が良くてオススメです。ただ下のほうになるとずーっとなだらかな道が続いてボーダーには辛いです(笑)Nt.Naeba共通券だとドラゴンドラで苗場と行き来できるのがいいですね。
お昼はカレーハウス白樺。なんと、カレー食べ放題。チキン、ポーク、ビーフ、トマト、お子様カレーがあり、ついつい食べすぎちゃいました。トッピングでカツとかあるとなおよいのですが、そこが残念です。
出典:tripadvisor
かぐらスキー場のコースの特徴
かぐらスキー場のコースについて、実際に滑った感想や、コースガイドに書いていないようなポイントをまとめました。
かぐらエリア
上級者におすすめなのがかぐら第5ロマンスリフトを乗って最高地点から滑る林間エキスパートコースです。雪が降った直後はパウダーが楽しめます。若干ブッシュが多いので初級者の方は気をつけてください。なお、第5ロマンスリフトは午前中しか動かないので早めに行きましょう。
かぐらエリアで何本も回す場合はかぐら第1高速リフトがおすすめです。クアッドなので機動力が高いのと、距離が長いので1本が長く楽しめます。
スキーヤーはテクニカルコースがおすすめです。降雪時はパウダーが楽しめますが基本的に深いコブになっていることが多いです。スノーボーダーは注意しましょう。
かぐらエリア他のエリアに比べると若干斜度がきついコースが多いので初心者のスキーヤーやスノーボードの方は注意しましょう。まずは田代エリアやみつまたエリアで足慣らしすることをおすすめします。
かぐらエリアからみつまたエリアへの移動はゴンドラか、ゴンドラの下を滑るゴンドラコースになりますが、ゴンドラコースはかなり斜度がゆるいのでスノーボードの方はスケーティングが必要になります。特にターンせず直滑走することが苦手な方はスケーティングを多用することになるので注意してください。
田代エリアへの移動は比較的スムーズに移動できるでしょう。
みつまたエリア
みつまたエリアはファミリーコースが初心者のスキーヤーやスノーボーダーやファミリーにおすすめです。斜度が緩いので初心者の練習には最適です。パークが設置されているので、上級者はそちらで。
みつまたエリアには、かぐらスキー場の最大の特徴といっても過言ではない下山コースがあります。下山コースは、みつまたのベースステーションに下るコースとなっており、ゴールは駐車場に出ます。
ライン取りが自由なため、ラインを選べばパウダーがめちゃめちゃ気持ちいいコースですが、かなり雪が深い場所も多く、地形を覚えていないと、すり鉢状態の地形に肩まで埋まる、といったこともあり得ますので注意が必要です。
止まった場合はハイクして登るしかありません。なお、通常のラインを選べば、ちゃんと圧雪されているので問題なく滑れます。スノーボーダーの人はコースの最初と最後で必ずスケーティングもしくはスノーボードを外して歩く必要があります。
下山コースは午前中はクローズしており、午後にオープンします。ただし、雪崩の危険がある場合などはオープンしませんのでその日の天候次第となります。
田代エリア
田代エリアは田代湖に向かって滑る感じになり、非常に景色が良いです。斜度が緩いため、スノーボーダーのグラトリの練習や初心者の練習に最適です。
横に広いエリアで、斜度が緩いところが多いので、特にかぐらエリアとの連絡コースなどはスノーボーダーの人は横移動の際にスケーティングが必要になる場合もあります。
田代エリアからドラゴンドラで苗場スキー場に移動できるので、一日では滑りきれないくらいの広さがあります。
かぐらスキー場の食事や施設、温泉など
かぐらスキー場の食事
かぐらスキー場の食事はかぐらエリアにある「和田小屋」がおすすめです。食事には笹餅がついてきます。おすすめはモツ煮込み定食です。他のメニューもおいしいです!
かぐらスキー場の設備
ベースステーションのかぐらステーションと田代ステーションはどちらも更衣室や売店、コインロッカーが完備されています。お隣の苗場スキー場の苗場プリンスホテルと比較すると、もちろん簡素な施設になりますが、特に可もなく不可もなくといった感じです。
かぐらスキー場周辺の温泉
みつまたステーションの最寄りは街道の湯です。少々遠いので徒歩ではなく車での移動がおすすめです。
田代ステーションも最寄りは宿場の湯です。田代ステーションから徒歩で行くことができます。
どちらもかぐらスキー場のお客さんが帰りによる定番の温泉ですが、非常におすすめです!
かぐらスキー場への交通手段
車がある人は車で行きましょう。公共の交通手段を使うと越後湯沢駅からさらにバスで移動する必要があるため、重い荷物を持って移動するはとても大変です。かつ、土日は特にバスはかなり混むことが多いので、移動で疲れます。
お金を出して新幹線で移動したのに、現地までの移動が大変だ・・・といった気分になると思います。なので、車がない人はバスツアーが値段も安く、現地まで直行してくれるのでおすすめです。
↑こちらのバスツアーはリフト券付きで苗場発着で苗場とかぐらを往復できるので一日でかなり満喫できる点と、苗場の綺麗な日帰りスキーセンターのエヌプラトーが利用できる点がポイントです。(ちなみに、苗場はメインゲレンデが斜度がきついので本格的なスキーヤー向きです。)
なお、直行バスのみはこちらです。
いずれも24時間オンライン予約できるので、いきなり行きたくなっても深夜でも予約が可能です。