ランタン【登山向けのおすすめ・選び方・種類・比較・LEDモデル・使い方・キャンプ向け】

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photo by naosuke ii

大自然で過ごす夜は10メートル先も真っ暗な闇、明かりがないと全く行動はできません。そんな登山やキャンプの夜になくてはならないアイテムがランタンです。近年、登山用ランタンとしては軽量コンパクト、簡単で安全に使えるLEDランタンが非常に高い人気ですが、キャンプ用としては雰囲気があるガスランタンやガソリンランタンも人気があります。今回は、ランタンの使い方や選び方を解説し、LEDやガスなど種類別におすすめのランタンを紹介します。

ランタンの選び方

LEDランタン

LEDランタンのメリットは壊れにくく、光源も明るく、軽量コンパクトで、LEDのため電池が長持ちする点です。充電池を使えば長期的なランニングコストも安く収まるため経済的です。火を使わないので、懐中電灯のように使ったり、吊り下げて使うこともできます。

また、燃料を使用しないためテント内で使用しても一酸化炭素中毒の心配がありません。また、熱を発しないので熱を気にして周囲のものと距離を気する必要がなく、ランタンを使用した後に冷ますことなく、すぐにザックに収納することができます。

このような理由から、現在はLEDランタンが登山に持って行くランタンの一番人気となっています。屋内でも安心して手軽に使えるということで、災害・防災用としても人気が高いランタンです。

LEDランタンはフラッシュライトになるものや、懐中電灯になるもの、スマートフォンなどをUSBで充電できたりスピーカーになったりする多機能モデルまで様々なものが登場しています。

LEDランタンのデメリットはLEDライトの特徴として色味が青白いこと。ガスランタンやガソリンランタンの暖色系の色味とは違うので、食事が美味しく見えないという声もあります。そして、光量ではガスランタンやガソリンランタンのほうが比較的明るいです。光の広がり方が直線的であるため、ランタンの形状によっては眩しいところ、暗いところのムラが出やすいこともあります。

また、コンパクトではあるものの、いかにも「ランタン」といった形をしていないので、携行性を重視する登山ではなく、雰囲気重視のキャンプなどの場面ではガスランタンやガゾリンランタンのほうが味があります

単3電池・充電池などの乾電池式

単3電池・充電池などの乾電池式のLEDランタン

LEDランタンは単3電池などの電池式が基本です。エネループ等の充電池を利用するとランニングコストが安くなります。単一電池と単三電池を使うモデルが多いですが、単一電池の場合、かなり重量が重くなるモデルもあるため、テント泊など登山に持って行く場合は単三電池を使用するモデルのほうが適しています。

ソーラータイプ

ソーラータイプのLEDランタン

太陽光を利用して充電するソーラータイプのLEDランタンのメリットは何と言っても軽いこと。電池がないので軽量コンパクトで中には100gを切るモデルも。デメリットはフル充電するために8時間ほどかかってしまう点ですが、電池すら調達できない災害時・非常時にも使えるメリットがあるため、防災用としてもおすすめです。デザイン製た高いモデルが多く、自宅で間接照明やインテリアとしても楽しめます。

USB充電タイプ

USB充電タイプのLEDランタン

LEDランタンの最新モデルがUSB充電タイプのモデルです。内蔵バッテリーに充電して使います。USB充電モデルは充電した内蔵バッテリーからの出力によりスマホを充電できるモデルも発売されています。

ガスランタン・ガソリンランタン

ガスランタンのメリットは3つのタイプの中で最も明るいことです。小型でも100W程度の明るさが確保できるので、大人数での縦走やキャンプの際に外で使う場面に向いています。大光量のランタンを求めている人におすすめです。

また、光の色味や広がり方もLEDと比較して柔らかい色や広がり方をするため、「これぞランタン」という雰囲気が味わえます。また、ガスやガソリンを燃焼するため、暖をとることもできます。

デメリットとしては、燃料を燃やしているため、テント内で使用すると一酸化炭素中毒になる可能性があり、テント内では使えないこと。また、マントルを空焼きして使用する必要があり、マントルの取り扱いが少々難しい点が挙げられます。

ちなみに、ガスランタンは空焼きしたマントルの灰が光源となります。買ったばかりのガスランタンは一度マントルを空焼きすると破れて交換するまで毎回空焼きの必要はありません。

ガスランタン・ガソリンランタンにはシングルバーナーと同じく、「カートリッジガス」「カセットガス」「ガソリン(灯油)」の3タイプが存在します。どのタイプを利用するにしてもシングルバーナーを持って行く場合は同じ燃料をランタンにも使えるようにすると荷物がコンパクトになります。

カートリッジガス

カートリッジガスランタン

カートリッジガスはシングルバーナーと同様に手軽に使えて、出力が高いことが特徴です。デメリットは気温が低い場面で出力が低下しやすい点がありますが、低温用のカートリッジを使用することで回避することができます。カートリッジは通販やアウトドアショップに行かないと手に入れづらいので、事前に必ず購入しておきましょう。

カセットガス

カセットガス式のランタン

カセットガスのメリットは燃料が安いことです。100均でも購入できるためかなり経済的で、コンビニやスーパー等でも手に入りやすいため、登山やキャンプ先で補給できます。燃料が手頃なのでトレッキングやキャンプだけでなく、災害時の非常用ランタンとしても使えます。

デメリットはカートリッジガスと比べると出力(=明るさ)が強くない点と、低温で出力が下がりやすい点です。高山や春や秋の登山には向きませんが、夏場のソロキャンプやサブランタンとして使う場合におすすめです。

ガソリン(灯油)

ガソリン(灯油)タイプのランタン

ホワイトガソリンや灯油を使うタイプのランタンです。ガスに比べると最も大光量のタイプのため、とにかく明るいランタンを求めている人におすすめです。また、寒冷地などの低温環境でも出力低下しずらいこともメリットの一つです。

デメリットは、点火前に内圧を高めるためにポンピングが必要だったり、プレヒートが必要だったりと、扱いが少し難しい点です。ガソリンランタンの点灯方法は以下の動画を参考にしてください。

ろうそく(キャンドル)ランタン

ろうそく(キャンドル)ランタン

ろうそく(キャンドル)ランタンのメリットは構造がシンプルなため、壊れにくいことです。更に、雨に濡れても使えますし、どこでもろうそくさえあれば使える点です。取り扱いも簡単で安全です。更に、ろうそくの火の揺らぎは独特のレトロな雰囲気があります。自宅でアロマ用として、またインテリアとしても楽しめます。

その分デメリットはどうしても光量が不足するため、ろうそくランタンの光を頼りに細かい作業は向いていません。

単一電池使用:LEDタイプの人気のランタン

ジェントス EX-777XP

単1電池を使うLEDランタンでamazonでも圧倒的に人気のタイプがジェントスのEX-777XPです。通常の据え置きランタンとしても吊り下げても、フックで逆さまに吊り下げて上から照らすこともできます。完全防水ではないですが防滴なので雨が降っても安心です。

明るさもLEDランタンとしては十分な明るさが確保でき、色味も暖色系で優しい光を放ちます。連続使用時間も72時間とかなり長く、暗い場所にいても本体の一部が点滅するようになっているため災害が起こった時にも重宝します。

ただし、単一電池を使うモデル全般に言えることですが、ジェントスEX-777XPは重量が電池込で817gとかなり重たいので登山向きというより、キャンプや防災用に向いています。

値段も定価は5,000円程度しますが、amazonだと半額程度とかなり安いのでおすすめです。

ジェントス SOL-013C

ジェントスからもう一つのおすすめLEDランタンがSOL-013Cです。EX-777XPの明るさが280ルーメンに対して、SOL-013Cは530ルーメン(白色モードの場合。昼白色だと最大340ルーメン、暖色モードだと250ルーメン)と約2倍。LEDランタンながら大光量を実現しています。その分連続点灯時間が短くEX-777XPが72時間に対してSOL-013Cは20時間です。

また、SOL-013Cは白色と暖色のLEDチップが使用されていて、白色・昼白色・暖色の3色の色味とキャンドルモードの4パターンの発光が可能です。調光もEX-777XPがhighとlowの2パターンの光の強さしか調節できないのに対し、SOL-013Cは無段階の調光ができます。

EX-777XPよりも少しお値段しますが、使い勝手を重視する人にはSOL-013Cがおすすめです。

ジェントスSOLシリーズの発光モードはこちらの動画を参考にしてください。

コールマン CPX6 クアッドLEDランタン

アウトドア・キャンプと言えばやっぱりコールマンです。CPX6はなんとランタンの光源が4つに分解できてそれぞれを持ち運びできる優れものです。4つのLEDライトのパーツそれぞれに充電池が入っています。

キャンプで一人で出かける時や調理中に手元を照らしたい時、トイレに行く時など様々な場面で使えます。複数の場所でランタンが欲しい場合にいくつも購入しなくてよいので、キャンプにはとても重宝します。また、災害用としてもかなり心強いランタンです。

電源は単一電池を4本使いますが、別売りのACアダプター、別売りの充電バッテリーを使うことも可能です。

別売りの充電バッテリーはこちら

二代目CPX6はこちら。4分割から3分割に変更になり、ACアダプターには非対応になっていますが、光量が初代が379ルーメンに対し、二代目は500ルーメンとパワーアップしています。

単三・単四電池使用:LEDタイプの人気のランタン

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) オービット

ブラックダイヤモンドのオービットは暖色系のLEDランタンで、コンパクトに収納ができて持ち運びやすいポケットサイズの登山向きランタンです。光量の調節もできて懐中電灯のように使えるフラッシュライトモードでも使えます。電池は単四電池を4本使用して、重量は電池込で132gと軽量です。6色のカラーバリエーションから選ぶことができます。

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) モジ

もう1点ブラックダイヤモンドのLEDランタンをご紹介。モジはオービットと比べるとさらに軽量の122gで暖色系の光となります。形状も柔らかい雰囲気で自然に溶け込む雰囲気を楽しむことができる点が人気です。

据え置きも吊り下げもできて約2500円とコストパフォーマンスも高いので「買い」のコンパクトLEDランタンです。電源は単四電池3本になります。

LED ランタン TaoTronics TT-CL004

こちらのLEDランタンは単三電池6本で重量が238gと少し重たいですが、この大きさで453ルーメンと、一回り大きいランタンと同じ水準の明るさでとにかく明るいです。緊急時は電池3本でも稼働してくれるため災害にも使いやすいです。

防水性能や調光機能も充実しており、懐中電灯としても使えます。また、電池の残量もわかるので安心です。これだけ多機能で価格も4000円を切る水準と、かなりコストパフォーマンが高いランタンなのではないでしょうか。唯一デメリットがあるとすれば、光が白色系なので暖色系が好きな人は好みが分かれるところです。

ソーラータイプの人気のランタン

Landport ソーラーパフ(solar puff)

白色系と暖色系のLEDが選べるソーラータイプのランタンです。ベルトを引き上げるだけで膨らんで、つぶしてたたむとコンパクトになります。素材のデザインに温かみがあるため、優しい雰囲気の光となる点が人気です。

吊り下げても置いても使えて重量はたったの75g。光量は90ルーメンと少し弱いですが、ソーラータイプは災害にも強く、ベットサイドで使うなど日常使いにも向いています。

MPOWERD LUX(エムパワード ラックス) 暖色インフレータブルLEDソーラーランタン

エムパワードのソーラーランタンの中でもこちらのモデルは暖色系の柔らかな光が人気のモデルです。雰囲気がいいので自宅の間接照明にも使えます。

USB充電タイプの人気のランタン

UCO(ユーコ) 充電式 LEDランタン ピカ

UCOのピカは付属のケーブルで内蔵バッテリーを充電して使います。USBをつなぐことでスマホなどを充電することもできる優れものです。明るさは150ルーメン、重量は118g、ランタンとしても懐中電灯としても使えるベーシックな使いやすいモデルです。

ノーブランド LEDランタン アウトドアライト 懐中電灯 USB充電式 3つ調光モード LT-CL1 [防災・キャンプ用品]

約1,600円と低価格ながら、暖色系のLEDライトでスマホ充電もできて、107gと軽量コンパクトなUSB充電モデルのランタンです。手頃な値段なので気軽に購入することできます。

ガスタイプの人気のランタン

コールマン ランタン 2500 ノーススターLPガスランタン

ガスランタンの大定番はコールマンのノーススターです。470gの缶を使用して4~8時間使用できます。ガスランタンは何と言っても大光量が最大のメリットです。こちらは約1,500ルーメンの光量です。ランタンスタンドと合わせて使用でキャンプサイト全体を照らしましょう。

スノーピーク(snow peak) ギガパワー2WAYランタン GL150A

スノーピークのギガパワー2WAYランタンは名前のとおり、OD缶(アウトドア専用のガスカートリッジ)とCB缶(カセットコンロで使うガス缶)の2種類のガスが使用できる点が最大の特徴です。明るさも上記コールマンのノーススターの半分程度の光量があります。ガスカートリッジのシングルバーナーを活用している人におすすめのガスランタンです。

PRIMUS(プリムス) P-541 マイクロランタン

プリムスのガスカートリッジとバーナーを使用している方にはこちらのランタンがおすすめです。メタルメッシュのホヤで割れる心配がなく、かなりコンパクトに携行することができます。注意が必要ですが、ランタン上部でお湯を沸かしたり、簡単な加熱調理も可能です。

ソト(SOTO) レギュレーターランタン ST-260

カートリッジのガス缶を使っている人はソト(SOTO)のST-260がおすすめです。さすがSOTO製のガスバーナーで信頼性も高く、amazonで4,500円を切る値段で購入できるのでコストパフォーマンスが高いです。こちらもランタン上部でお湯を沸かしたり、暖をとったりすることが可能です。

ガソリンタイプの人気ランタン

コールマン ランタン ノーススター2000ランタン

キャンプにおすすめのガソリンランタンといえば、コールマンのノーススター2000です。とにかく大光量で明るいです。キャンプサイトを全体を照らすランタンを探している人におすすめです。ガスランタンと違って寒さで出力低下の心配もありません。かなり大きくてかさばりますが大人数でキャンプに行く時に力を発揮してくれます。

ろうそく式の人気のランタン

ロゴス キャンドルランタン

ロゴスのキャンドルランタンは100円ショップに売っている汎用的なろうそくが使えるため、ランニングコストが安くろうそくの調達も簡単な点がおすすめの理由です。値段も手頃で気軽に購入できます。

ハイマウント(HIGHMOUNT) フォレストヒルキャンドルランタン シルバー

シルバーのキャンドルランタンを探している人にはこちらがおすすめ。ロゴスと同じく100円ショップに売っている汎用的なろうそくが使えます。アロマキャンドルを入れて自宅で香りを楽しむ、という使い方もできます。

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