夏場のランニングに欠かせないのがサングラスです。今回はランニングサングラスの効果とランニングやジョギングをしていてストレスがないサングラスの選び方、安いタイプの人気ランキングと有名ブランドの人気モデル(オークリー、スワンズ、アシックス)を6つ紹介します。
ランニング中のサングラス装着の効果
夏場や日中のランニングでサングラスを装着するメリット・効果は「①目を紫外線のダメージから守る」「②目を飛翔物から保護する」「②眩しさの軽減」「④集中力やモチベーションアップ」の4点になります。
最も重要なポイントは紫外線からの保護です。肌は日焼け止めを塗るのに目を保護しない人が意外と多いと思いますが、目は肌以上に紫外線のダメージを気にするべき場所です。
紫外線による目の病気は角膜炎や翼状片や白内障が知られていますが、目の病気は最悪失明にもつながる可能性もあります。直射日光がある場所では、細胞を破壊する紫外線をできるだけ目に入れないように最善を尽くすべきです。そのために日中のランニングではなるべくサングラスの着用をおすすめします。
ランニング用サングラスの選び方
ランニングやマラソンでサングラスを使う場合はなるべく異物感がなくあまりストレスを感じないものを選ぶべきです。ここではストレスがなく長時間かけていられるサングラスの選び方のポイントをまとめました。
レンズの色は暗すぎないほうが違和感が少ない
最近のサングラスのレンズは明るい色をしていても紫外線をほとんどカットしてくれるため、紫外線が気になるからと言って暗い色を選ぶ必要はありません。値段が安いものは紫外線透過率が高い(紫外線をよく通してしまう)ものもあるので、色で選ばずに必ず性能を確認して購入するようにしましょう。
レンズの色の濃淡は天候によって最適な色見が異なりますが、可視光線透過率は20%以上あるサングラスだと晴れでも曇りでもオールラウンド使えるのでランニングやジョギングでサングラスをかけ慣れていない人向きです。暗いサングラスは晴天時は快適ですが日陰や曇りになると視界が暗くなり、走っていると障害物を見落としてつまずくとかなり危険です。
サングラスでよくあるブラック系は可視光線透過率が10%台になるので、それ以外の薄いグレーやブルー、グリーン、オレンジ等になると思います。いずれにしても購入時に可視光線透過率のスペックを確認するようにしましょう。
小さすぎるサイズはNG
頭の大きさに対して幅が小さいものやテンプル(こめかみから耳にかけて伸びる棒の部分)の締め付けが強いものは、サングラスを長時間かけているとこめかみの部分が圧迫され、吐き気や頭痛の原因になる可能性があります。走っている時にぐらぐら動かないほうがいいからと言ってあまりきついものはNGです。
目安はサングラスをかけてみてその場でジャンプしたり軽くスキップしてみて動かなければ問題ありません。
ノーズパッドはフィット感に大きな影響がある
ランニング中にサングラスがずれないかどうかはノーズパッドで決まると言っても過言ではありません。ランニングで汗をかいてもずれない素材=ラバー系のノーズパッドのサングラスを選ぶとよいでしょう。
また、ノーズパッドの広さによって鼻の上でサングラスが固定されるか、鼻の下でサングラスが固定されるか、固定される位置が変わってきます。顔の大きさに応じて選びましょう。
レンズのカーブ
日本人の頭の形は基本的に横幅が広く顔の凹凸が狭いのに対し、欧米人の頭の形は幅が狭く、顔の凹凸があるため、フィットするサングラスのカーブの角度が違います。
海外ブランドのサングラスは基本的に欧米人の頭の形を想定したカーブになっているので日本人がかけるとレンズが頬に当たってしまうモデルもあります。SWANS(山本光学)やJINSなどの日本ブランドや海外ブランドでもジャパンフィットタイプがある場合はフィット感が高いものが多いためおすすめです。
ノーズパッドの位置やレンズのカーブの形が合わずにレンズの下部が頬に当たる状態やかなり近い場合は、汗で曇りやすいので適度に空間が空いている状態が適切です。だいたい1cm程度空いていれば曇ることはないでしょう。
重量はなるべく軽いもの
重量感を感じるとストレスや疲労感にもつながりやすいのでかけた時に重いと感じるサングラスは避けましょう。上で記載した幅が狭いものやカーブの形状、ノーズパッドの形状によってもかけ心地が違うので、違和感が大きい=フィットしていないサングラスは避けましょう。
とりあえず欲しい人におすすめ、値段が安いランニングサングラス
選定基準
ブランドは関係なくとにかく実用的なサングラスであればよいという人は値段が安いノーブランドサングラスがおすすめです。デザインもオークリー等有名ブランドを意識したつくりになっているので見た目もブランドサングラスと遜色ありません。
値段が安いおすすめランニングサングラスの選定基準は以下のルールとしました。
・amazonレビュー件数100件以上。レビューの件数が多いものからおすすめ順を上に並べる
・紫外線カット率99%以上(紫外線透過率1%以下)
第1位:FERRYスポーツサングラス
色違いのレンズが5枚付いていて天候に応じて明るさを選んで装着することができます。その他にも落下防止のストラップや度付きレンズを内側に装着できるインナーフレーム、持ち運びに便利なハードケースやソフトケースまで付属してきます。5枚のレンズのうち1枚は偏光レンズなのでランニングだけでなく釣りなど水上アクティビティにも適しています。
第2位:HIGASHI スポーツサングラス
こちらのサングラスは上のFERRYと同じでロゴが違うだけになります。値段が時期によって少し違うので少しでも安い方を選んだほうがお得なのでどちらも値段をチェックしてください。
第3位:RIVBOS スポーツサングラス
こちらのランニングサングラスも偏光レンズ含み、レンズが5枚付属します。特徴はフレームが13色から選べること、デザインがオークリーのレーダーロックパスに酷似しているためかなりスポーティーな雰囲気であることの2点です。
長く使いたいならこちら、有名ブランドのおすすめランニングサングラス
本来眼鏡やサングラスは緻密な製品であるため、値段が安いサングラスはどうしても個体差が大きく、買ってみたものの歪みが大きい・・・ということもあります。ぱっと見歪みがわからくても、かけてみると左右で斜めになっていたりします。
また、値段が安いものは素材の柔軟性や強度も低く壊れやすいものが多いので、結果的にブランド製のサングラスを買ったほうが割安になるケースもあります。高いお金を出して買ったものだと愛着も出てくるので、長期的に使うことが想定されるならブランドのサングラスがおすすめです。
(オークリー)OAKLEY レーダーロックパス
ランニングや野球、ロードバイク等の様々なスポーツでプロも使用している超有名ブランドのオークリーの定番モデルがレーダーロックパスです。アジアンフィットタイプを選ぶとノーズパッドが日本人の骨格にフィットしてストレスなく使えます。
スイッチロックシステムでレンズ交換が簡単にできるので、徐々にレンズを増やしていけば様々なコンディションで使うことができます。プロのアスリートもかなり多くの人が使っていますし、所有感が高いアイテムなので個人的にはランニングサングラスで一番おすすめです。
(スワンズ)swans エアレスウェイブ
メイドインジャパンのブランド、スワンズの超軽量ランニング向けサングラスがエアレスウェイブです。一番の特徴はかけていることを忘れる程の15gという重量。オークリーのレーダーロックパスは約30gなので半分です。サングラスのねじれにも強いので耐久性も高く、長く使うことができます。
アシックス ランニンググラス タイプNV
アシックスのランニングサングラスのタイプNV(ナイトビジョン)は、夜のランニングを想定して、可視光線透過率が高くて明るい点が特徴です。クリアレンズとほぼ同等の明るさを確保しつつ、ブルーライト70%で蛍光灯など照明の有害なブルーライトをカットしてくれるので集中して走ることができます。